結婚祝い、出産祝い、入学祝い、新築祝い・・・人生の節目に、私たちはお祝いを貰うことが多いですよね。
こうした人生の節目には、何かとお金が掛かりますから、有難く使わせていただきまーす^^で、終われれば最高にハッピーなんですが・・・忘れてはいけないのが、内祝いの存在です!
筆者は常々、内祝いの存在を疑問視してきました。
お金が掛かる時期なのに、せっかく頂いた祝い金のうち幾らかを内祝いに捻出するなんて・・・本末転倒じゃないか!と。
今回はそんなもやもやする内祝いの常識や、適切な金額、更には内祝いの定番についてまとめてみました。
ざっくりと読んで、お忙しい皆さんの内祝いの参考に、是非お役立てください。
内祝いとは?
そもそも、内祝いの本来の意味ってなんなんでしょうか。
・「内祝い」の本来の意味
内祝いは本来、「身内のお祝い」という意味です。自分の家でおめでたいことがあったときに、親戚や近所の人などお世話になった人に贈り物をして、その喜びを分かち合うというもの。そのため、お祝いをいただいた、いただいていないに関わらず、品を贈ったり宴席に招待したりするのが本来の「内祝い」の習慣でした。
・現代の内祝い事情
そんな内祝いの意味合いが、最近はちょっと違ってきています。そもそもの習慣であった「自主的に贈る」ことが一般的ではなくなり、周囲からいただいたお祝いに対しての「お返し」という意味合いで内祝いを贈るケースが増えてきました。
こちらの記事にある通り、本来は「幸せのおすそ分け」として、自主的に贈り物をすることだったんですね。
いつからこの習慣が逆転してしまったのでしょうか・・・。
内祝いの金額目安とは?
・金額目安は2分の1から3分の1程度
内祝いの金額の目安はいただいた品物の相場の2分の1から3分の1が基本です。ただし、高額なお祝いをいただいた場合は3分の1でも差し支えありません。
・目上の方(上司など)への内祝い金額は?
上司など目上の方への内祝いの金額は、3分の1程度がよいとされています。もし高額なお祝いをいただいた場合は、3分の1よりも小さい額でも問題ないでしょう。
・親族への内祝い金額は?
年上の親族だったらいただいたお祝いの3分の1程度、年下であれば2分の1程度の金額が相場になっています。高額なお祝いをいただく可能性がある両親や祖父母は、甘える形で1万~3万円程度にとどめておくのが一般的です。
・いただいたお祝いの金額が分からない場合
いただいたお祝いの金額が分からない場合、内祝いの品物の金額をどうすべきか悩ましいもの。ポイントは、先方が恐縮しない程度にとどめることです。1000円~3000円程度であれば問題ないでしょう。
はい、平均して祝い金の1/2~1/3は内祝いに費やさないといけないようです。
うん、これ冒頭にも述べたように、本末転倒ですよね。
祝い金の意味とは?となってしまいます・・・。
内祝いが面倒臭い理由
人生の一番忙しい時期に、贈答品探し
結婚や出産、新居への引っ越し時期って、役所での手続きや周囲への報告など、人生で一番慌ただしい時期ですよね。
とくに出産ともなれば、生まれたてのわが子のお世話に24時間奮闘中で、とてもじゃないけどその他の雑務をこなす余裕などないはずです。
金額に応じて贈答品を考えなければならない
これも悩みの種の一つで、皆一様に同じ品をお贈りすることが出来ないんですよね。
仮に金額の異なる祝金を頂いた方々が近しい間柄(親戚や同僚など)であった場合、同じ金額の内祝いを贈っていることが判明してしまうと、差別化を怠ったのがバレて気まずい雰囲気が流れてしまいます。
海外でも内祝いは常識なの?
内祝いって、どことなく『日本の暗黙のルール』な感じがします。
そこで、これって海外だと実際どうなの?と気になり、実際に調べてみました。
日本の贈り物文化は、海外の贈り物文化に比べると決まり事や暗黙の了解が多いとされています。
・お返しを絶対と考える日本人、そうでない外国人
日本では出産内祝いなどの贈り物を受け取った際、相手にお返しをするのが一般的です。「お返しは結構です」と言われても、よほど親密な間柄でない限りお返しをするのが暗黙のルール。外国人の場合、あくまで贈り物は「気持ちを贈る」、「気持ちをいただく」というものであるため、「必ずお返しをしなければいけない」という義務感はあまり持っていません。
・ベビーシャワーをする外国人、しない日本人
欧米では、“ベビーシャワー”と呼ばれるイベントを行います。ベビーシャワーとは、出産前祝いのパーティーのこと。出産を控えた夫婦が自分たちの欲しいものをリストアップし、夫婦の友人たちはそのリストの中から自身の予算や好みに合わせた物を贈ります。「赤ちゃんが無事に生まれるように」という気持ちを込めてパーティーを開き、夫婦を激励するという何とも粋なイベントなのです。
ちょっと待った、ベビーシャワー一番効率良いじゃねえか・・・!
日本の文化を否定する気はないですが、”暗黙のルール”や”本音と建て前”みたいな習慣は、そろそろ消滅して欲しいところです・・・。
「内祝いは不要です」と、相手から引き出す方法は?
祝い金を頂戴する際に、内祝いをの断りを一言添えてくださる方って、正直神懸ってますよね・・・!
(まあ、これも『本音と建て前』的な問題は出てくるんですが・・・本当嫌だこの文化!)
というわけで、まずは内祝いの断りを相手から引き出す作戦を実行してみましょう。
自分が率先して内祝い不要論を普及しておこう
来る自分のお祝い事に備え、常日頃からお祝いをあげる立場である際には、相手に対し「お返しはいらない」旨の配慮を口にし、予防線を張っておきましょう。
心優しい相手なら、きっとこの恩を忘れずに、あなたにお祝い事が訪れたときには同じ言葉を口にしてくれるでしょう。
内祝いの存在を、思い起こさせてあげよう
祝金が少額であったときなど、「これって内祝い必要なのかな?」と内心モヤモヤすることがありますよね(頂いた分際で失礼なのは百も承知なのですが)。
この場合、お相手は内祝いのことまで想定していない(出来ていない)可能性があります。
そんな時には、「内祝い選びに悩んでるんですけど、甘い物は得意ですか?」などと意味のない質問を問いかけ、相手に対し内祝いの存在をアピールしましょう。
勘の良い人であれば、忙しいあなたの状況を鑑みて、お祝い返しは不要である旨を伝えてくれることでしょう。
迷ったらこれを買え!『内祝いの定番まとめ5選』
ここまで『内祝い不要論』を唱えてきましたが、あの手この手を使っても「内祝い不要の申出」が出ない限り、現代日本で生き抜くことを考えれば、完全に内祝いの存在を無視するわけにはいきません。
そこで、忙しい方必見!『内祝いの定番5選』を以下の通りまとめております。
内祝い選びに時間をかけたくないそこのあなた!
ぜひ定番をチョイスして、時間の節約を心がけましょう。
辻利本舗のお茶&お菓子詰め合わせ
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ターゲット:中年層
オススメの理由:
- 「お菓子とお茶のセット」という点で豪華さがある
- 包装に高級感がある
- 誰もが知る京都の老舗メーカーでブランド力が高い
個人的にはこちらが一番のオススメです。
私自身、職場の上司や年配の親戚に対して何度もリピートしています。
茅乃舎の出汁
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ターゲット:主婦層
オススメの理由:
- 贈る相手が男性でも、その奥様やご家族に喜ばれる
- 日常的に使うものだから、いくらあっても困らない
YOKU MOKU
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ターゲット:女性全般
オススメの理由:
- たくさん入っていてお得感がある
- 女性からの支持が厚い
ガトー フェスタ ハラダ
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ターゲット:全般
オススメの理由:
- 贈答品の定番中の定番。
- 幅広い年齢層から支持されている
カタログギフト
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ターゲット:全般
オススメの理由:
- 価格、世代、性別に合わせて選べる
- 贈り物の失敗がなく喜ばれやすい
- 相手の好みをリサーチする手間が省ける
まとめ
内祝いについてまとめると、以下の通りになりました。
- 内祝いとは、本来は自主的な「幸せのおすそ分け」であった
- 適正な金額は、祝い金の1/2~1/3
- 内祝いの常識は、どうやら日本だけである
- 人生の節目=人生の繁忙期であるため、内祝い探しに時間を割くのが大変だ
- 内祝いが不要となるよう、対策をしておこう
- 内祝い選びには、定番をチョイスして時間を節約しよう
内祝いの存在にモヤっ!としているあなた。
賢く割り切って、この世間の荒波をたくましく生き抜いてやりましょう!
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